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ときまき!

謎の創作集団による、狂気と混沌の執筆バトル。

「明日から本気だす!」を打破するピンクのゾウ的な方法。

魚崎とき 海鳥まき

とき台詞

うちも将来有名になって『あなたが成功した理由は何ですか?』ってインタビューされたときのために、座右の銘を決めておきたいなって思うんよ。

座右の銘、やっぱ持っとくとかっこええよなぁーー。

まき台詞

トラタヌじゃないですかー。成功者になってから考えてくださいよ。

それに座右の銘は、常日頃から己のいましめに刻む言葉なんです。かっこよさではなくて、自分がいつもかたわらに置いておきたい言葉でなくっちゃ。

 

とき台詞

いつもそばに置いときたい言葉、か……。

せやったらこれしかないな!!!

 

人を駄目にするピンクのゾウ

座右の銘『明日から本気だす!!!!!』

 

まき台詞

って、なんでやねん!!!

ふぅ……もぅいいですよぉ……。

今回の記事はこの私、マキが司会を務めますね。

本気を出す!という呪縛から解き放たれること

夜になって、やらなければならない受験勉強や原稿などが残っているのに、やる気がぜんぜん出ない。『明日から本気だす』と心のなかで宣言するのを免罪符に、ぐだぐだとツイッターやネットサーフィンをしてしまう。

そんな経験は多くの人があるのではないでしょうか。

布団に入って、眠りに落ちて、やがて明日がやってきますが、目覚める頃になると『明日から本気だす』の気持ちはすっかりどこかへ消えてしまっているのです。

地球上において『明日から本気だす』ほど信頼ならん言葉はありません。しかしながら、我々人類はどうしてこんなにも『明日から本気だす』という言葉に縋り付き、そして失敗してしまうのでせう?

以下は私の仮説なのですが……。

人は『本気を出すこと』を行動の停止条件にして、行動のハードルをわざと高めているのです。逆説的に、本気を出そうとしなければ行動できるのではないかと。

 

例えば『行動』を決意する際に、以下のような心理を自分に課してしまうとどうでしょう。

  • 本気を出さなくてはならない
  • 全力で挑まなければならない
  • 頑張らなくてはならない
  • やる気がなくてはならない

なんだかとても行動の難易度が高くなってしまったような錯覚に囚われますね。

 

ところが、逆に以下のような心理に切り替えると、気持ちが楽になります。

  • 本気を出さなくてもいい
  • 全力を出さなくてもいい
  • 努力しなくてもいい
  • やる気がなくてもいい
  • とりあえず、やってみる

 

そう、努力しよう本気を出そうと意気込む必要はなく、とりあえずふにゃあーーと猫の頭をなでるような感じで取り掛かったら良いのです。「本気」「やる気」は、行動のあとから付いてきます。

 

行動さえすれば心理的な「本気」「やる気」はあとからくっついてくる

行動に移してさえしまえば、初動段階では本気ややる気が一切なくても、そのうち気分が乗ってくるものです。(机に向かって問題集を開いて、余白に棒人間を落書きするような)どんな些細な行為でも構わないので、何らかのアクションが大切です。

“Imagination means nothing without doing.” Charles Chaplin

(行動を伴わない想像力は、何の意味も持たない。/チャップリン)

とにかく、書く、描く。頭のなかの偉大なる物語の構想が、無意味と化してしまわないように、完璧でなくてもよいので、まずは、書くのです。

"We are what we repeatedly do. Excellence, then, is not an act, but a habit." Aristotle

 (人格は繰り返す行動の総計である。それ故に優秀さは単発的な行動にあらず、習慣である。/アリストテレス)

その場限りの努力や本気を意気込むのではなく、むしろ無感情に、歯を磨いたり服を着替えたりするのと同じように、行動を自然なものとし、習慣とします。それは何ら特別な行為である必要はありません。

"People don’t cry because they feel sad. Rather, people feel sad because they cry." James-Lange Theory

(悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ/ジェームズ・ランゲ仮説)

 やる気が無いからやらないのではなく、やらないからやる気がでないのだ(キリッ の元ネタは、上のジェームズ・ランゲ説が始まりだったり。かれこれ100年も前から続く情動と行動を巡る巡る理論。

現代では、

  • 認知的不協和理論(cognitive dissonance theory
  • 自己知覚理論(self-perception theory)
  • 感情・認知一貫性理論(affective-cognitive consistency theory)

の3つが心理学ではホットです。

詳しい話は置いといて、人間は思っている以上に自分の行為・生理的反応を自覚し、それによって物事の価値判断、態度や感情、心をゆらゆらと揺さぶられることが分かっています。「やる気」「本気」といった《感情》も、その例外ではありません。

つまり、これらの情動は風船のようにふわふわと行動に引っ張られるのですね。

まき台詞

と、いうことで私としては、

『頑張らなくても本気を出さなくてもやる気ゼロでもかまわないので、まずはやってみること』という結論に至りました。

 

とき台詞

ほぇぇ……なんというか自己啓発書に書いてありそうなテーマやったねぇ。

ま、ええや、マキちゃんのおかげで、うちも新たなる座右の銘!を考えたでー!!

ピンクのゾウ

座右の銘

『ふっ、この程度……本気を出すまでもない!(とりあえず、やる)』

 

(おわり)

 


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