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ときまき!

謎の創作集団による、狂気と混沌の執筆バトル。

小説のプロット作成を支援する占いツールを作りました!

 ちょっと変わったWebサイトを作ってみた。

 プロット作成(物語設計)を占いで支援するサービス、名付けて「タロットプロット」

 156枚のキーワードカードを使って、ストーリーやキャラ設定を掘り下げることができる。創作のアイデアツールとして小説や漫画を書く人のお役に立てればと思う。

使用方法

 占えるのは以下の5項目。

  1. テーマ(主題/1枚引き)
  2. ストーリー(筋書き/9枚引き)
  3. キャラクター(登場人物/9枚引き)
  4. ペルソナ(人物像/7枚引き)
  5. ワールド(世界観/12枚引き)

 それぞれについて実際の占い例を元に紹介していきたい。

1.テーマ設定を行う

 カードを1枚だけ引いて、小説のテーマをさくっと決めたいときに使う。

 お題小説、即興小説のトレーニングにも活用できる。

 試しに占ってみると以下のような結果が出てきた。

【テーマ:主題設定】

キーワード:《自信》
自信に満ち溢れており実力を最大限に発揮できる/才能を自覚している/多才であり器用である/頭の回転が速い/創造的な行為ができる/自分の意志を持っており自己主張が強い/自由に何でもできる立場/魔術師

(引用:タロットプロット)

 

※占い結果文章は出典元(タロットプロット)の明記があれば転載を自由に行うことができます。また、文章は『占い結果コピーフィールド』から簡単にコピペできます。

 テーマに『自信』と出てきた。

 僕だったら「就職活動に失敗した無い内定の学生が、不思議な少女と出会い放浪の旅をするうちに自信を取り戻す話」みたいのが真っ先に書きたくなる。

 説明文の最後に『魔術師』とあることから察せられたかもしれない、タロット大アルカナのThe Magician(魔術師/正位置)が元ネタになっている。

※すべてがタロットカードと連動しているわけではないです。基本オリジナル。

2.ストーリーを占う

 カードを9枚引いて、主人公を中心とした物語の流れを占うことができる。

 カード展開項目については、大塚英志『物語の体操』で紹介されているプロット作成法を参考にした。

物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫)

物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫)

 

 試しに占ってみる。次のような結果が出てきた。

  1. 主人公の過去→『落胆』
  2. 主人公の現在→『正気』
  3. 主人公の未来→『野蛮』
  4. 願望→『迅速』
  5. 敵対者→『調和』
  6. 援助者→『回復』
  7. 試練→『狡猾』
  8. 葛藤→『愚行』
  9. 結末→『野心』

 うーん、何だかカオスというかナンノコッチャわからんけれども、キーワード解説文を見ながら思考してみるとこんな感じにまとまる。

  1. 主人公は安定した企業で正社員として勤めているものの、子どもの頃からの夢をあきらめたことを気に病んでいた。(過去→落胆)
  2. しかしある事件をきっかけとして、主人公はかつて大人たちから「無理だ無理だ」と馬鹿にされて自分でも駄目だと思い込んでいた《夢》が今からでも実現可能なのではないかと気がつく。(現在→正気)
  3. 主人公は勤めている企業を辞職し、自分の夢に向かって突き進む。他者から見れば、その行為は蛮行である。(未来は野蛮)
  4. 主人公の願いは、今すぐに行動することである。すぐにでも会社を辞めてスタートアップに取り掛かりたくて、ウズウズしている。居ても立ってもいられない。(願望→迅速)
  5. 主人公の願望を邪魔するのは、上司や友人、家族、あるいは恋人である。彼らは主人公が安定した立場にあることを望んでいる。(敵対者は調和)
  6. 主人公の願望成就を支援するのは、景気回復、あるいは主人公が塩漬けにしていた株の、株価回復である。(援助者→回復)
  7. 主人公の試練は、主人公を騙そうと企む詐欺集団である。彼らは《夢》という言葉を巧みに使って起業をそそのかそうとする。主人公はずる賢い奴らに打ち勝たなければならない(試練→狡猾)
  8. 主人公にとっての葛藤は「自分は馬鹿なことをしているのではないのか」という自覚である。主人公は自分の計画する構想が夢物語であり無謀であることを心の底では知っている。(葛藤→愚行)
  9. 主人公は、自らの野心に向かって突き進む。夢を追いかける決断を下した。(結末→野心)

 

 できた!

 このように、さくっとあらすじが完成する。

 ここから話を面白くしていくのは、物書きの腕次第である。(丸投げ)

3.キャラクターを占う

 たくさんの登場人物を考えるときに、ヒロインはクール系で、ライバルは熱血系だな、みたいのを簡単に占うことができる。

 キャラクターの役割分類については、沼田やすひろ『超簡単!売れるストーリー&キャラクターの作り方』で紹介されているキャラ分類法を参考にした。

超簡単!売れるストーリー&キャラクターの作り方

超簡単!売れるストーリー&キャラクターの作り方

 

 具体的には以下の項目について占える。

  1. 主人公(メインキャラ)
  2. 相棒(ヒロインや助手)
  3. 好敵手(ライバル)
  4. 依頼者(主人公が事件を知るきっかけとなる人)
  5. 協力者(主人公の目的に協力する人)
  6. 被害者(主人公が過去に失った大切な人や、事件に巻き込まれる人々)
  7. 敵対者(主人公が戦わなければならない敵)
  8. 道化役(ピエロ、ジョーカー、引っ掻き回す人)
  9. 黒幕(ラスボス、あるいは主人公のシャドー、影) 

 もちろん9人も登場人物を出すのは大変なので、必要な項目だけ必要に応じて占うことを想定している。

 キャラ分類はハリーポッターで考えてみると分かりやすい。主人公ポッターに、相棒ロン、好敵手はマルフォイで、協力者はダンブルドア、敵対者はヴォルデモートで……云々。

 明確にキャラの印象が浮かんでくるのは、やはりハリポタのキャラ設定がうまいからだなぁと思う。

4.ペルソナ

「ペルソナ」自己の外的側面、仮面自己と言ったりするけれども、ここでは簡単に人物像のことを指す。あるひとりのキャラクターの設定を掘り下げるときに使うことを想定している。

 カード展開項目は、タロット占いの『ヘキサグラム』と呼ばれるものを参考にしている。

 占える項目は以下の通り。

  1. キャラクターの過去
  2. 現在
  3. 未来(に抱えていた問題)
  4. 第三者から見たキャラクターの性質(キャラの客観的社会的役割)
  5. 主人公から見たキャラクターの性質(主人公とキャラの関係性)
  6. キャラ自身の自己評価(自分だけが知っている自分)
  7. キャラクター(の抱える問題)の本質

 使いどころの難しい占いカテゴリだけれども、例えばキャラクターの生い立ちとか、内心に抱えている問題だとか、人間関係のギャップだとかの設定を深めることを想定している。

5.ワールド

 世界観について幅広く占うことができる。

 異世界ファンタジーやSFモノを書くときに使えるのではないかと思う。

 例えばその世界の政治や宗教、経済や自然環境、軍事や歴史、国民や権力者などについての項目が用意されている。

 詳しくは公式サイトを!

仕様

 タロットプロットの仕様について。

マルチデバイス

 PC版とスマホ版を2つ用意しています。若干デザインや挙動が異なります。

 スマホでアクセスした場合は、自動的にスマホ版に飛びます。

 PCやタブレットからは、両方にアクセスできます。(フッターにスマホ版へのリンクあり)

 スマホ版の方は、ウィンドウサイズに合わせてコンテンツが可変します。

 例えば閲覧用として右側に細長く占いウィンドウを表示しておいて、メイン領域ではテキストエディタを起動して執筆する、みたいな使い方ができます。

注意点

 JavaScriptを使用していますので、ブラウザ設定等でoffにしていると作動しません。

 Internet Explorerの古いバージョンではデザインが崩れたり、挙動が変わったりすることがあります。できればIE以外のブラウザ推奨です。

 不具合等あればメールフォームよりご連絡いただけると助かります。

著作権等

 カードの写真素材は、以下の配布サイトのものを加工して使用しています。

 パブリックドメイン(Creative Commons CC0)で写真のクオリティも非常に高いので、フリーの画像素材をお探しの方にとてもオススメなサイトです。

 またフォントについては、刻明朝を使用しています。

 上の公式サイトよりダウンロード可能。

カード画像

 出典元明記の上であればご自由に転載いただけます。

文章

 占い結果の文章についても同様に、出典元明記の上であればご自由に転載いただけます。文章の改変やメールへの添付等も大丈夫です。

 占い結果を元にして制作したすべてのコンテンツ(小説、漫画、脚本、ゲームなど)については、創作した人の元にすべての権利が帰属します。(念のため)

スクリーンショットや他サイトでの紹介、リンクなど

 ご自由にどうぞ…是非よろしくお願いします。m(_ _)m

 

終わりに

 タロット占いを創作に活用する場合は、手持ちのタロットデッキを用いた方法もある。

 本格的にやるのであれば、タロットの入門書とタロットカードを揃えてみるとハマるかもしれない。

(タロットの解釈は奥深く面白く、インスピレーション!を得るためのツールとしても非常に有用)

 今回タロットプロットで目指したのは「さくっと気軽に占える」&「創作に使える!」ところなので、タロットよりかはプロット寄りなツールなのだけれども、興味のある方はぜひぜひ使っていただけると嬉しいです。

 

 最後に、サイト制作を応援してくださった方々にこの場を借りて心からの感謝を。

 とても自分ひとりの力では完成できなかったです。サイトが公開できたのもひとえに皆さんのおかげです。

 ありがとうございました!

 

(終わり)テンション高くて文体が安定しない…

 

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