14年解散総選挙、関連銘柄に見る『噂で買って事実で売る』の有効性
やほー!
今日は株ネタ。
12月14日に選挙の投票があって、結果はニュースのとおりや。
選挙は株式投資家にとっても重要なイベントなんやね。
結果如何によっては株価が乱高下して、自分が数十万~数百万円単位で損したり得したりするわけやから、利己的な意味で政治に関心を持たへんと生き残れへん……。
さて、安倍首相が解散表明をしたのは11月18日のことやったけど、それ以前から「年内解散はあり得る」という噂はかなりあった。
この11月18日以前の「噂段階」で選挙関連銘柄の株式を買うことができた人は、投資金額が50万円程度でも運が良ければ10万円近く軽く儲かった。
逆に、11月18日以降の解散総選挙が確定した「事実段階」でニュースに釣られて選挙関連銘柄を買うた人は、大損した人が多いことやろと思う。
株式投資の鉄則は、
噂で買って、事実で売る。
噂で買えてた人は大勝利で、ニュース出てから買うた人は損失を出してしまった――。という、今回はそんな身も蓋もないお話。
百聞は一見に如かず。
選挙関連銘柄として知られるイムラ封筒は、封筒の作成・顧客リスト管理・封入、発送代行等の封筒ビジネスを手がけており、選挙特需が期待されたことから18日は大きく買われた。(※選挙通知用封筒からの連想やね)
解散表明のニュースが出たのは18日やから、それ以前に仕込めたか否かが投機家の明暗をはっきりと分けたんや。
プラップジャパンは広報・PR支援やコンサルティング事業を行う会社で、これも選挙関連銘柄のひとつ。チャートが崩れるのも早く、前日の14日、17日に仕込んでいても下手すれば利確できずに負けたかもしれないひやっと銘柄。
選挙でおなじみの投票用紙、投票箱、その他選挙機材を開発してる会社。
投票用紙計数機 GFB-80T|事務サポート機器|製品情報|グローリー株式会社
投票用紙計数機を作ってる会社。
もっとも
出入国管理:「顔認証」導入方針 東京五輪へ効率化 - 毎日新聞
こんな材料も出ているので、必ずしも選挙関連で買われたかは分からず。(※グローリーは顔認証ユニットも開発している)
ニコニコ動画で有名なドワンゴと、出版社大手の角川とが合体して生まれた角川ンゴ。いわゆるネット選挙関連。これは解散表明前に買っていても高値掴みした可能性が高い難しい銘柄。
と、まぁ銘柄ごとに特性があって一緒くたにはできへんけども、選挙関連銘柄はだいたい、18日の解散表明ニュース後には下落トレンドに転じているものが多い。
このことからも、株式投資の格言のひとつである「噂で買って事実で売る」はある程度の信憑性があると云えるんちゃうかな。
逆説的に、ニュースで話題になってるからゆうて関連銘柄を買うと、材料出尽くしで株価急落して損をすることが多々ある。せやから、ニュースはつねに先読みせんと株では勝てへんのやね。
なるほど、噂で買って事実で売る、ですか。
でも噂で買ったはいいものの、その噂が嘘だったり某新聞社の飛ばし記事だったりしたら、やはり損をする可能性が高いので、噂を深追いするのは考えものかもしれません。
とくにヤフー掲示板などでは怪しい書き込みも多いので注意が必要です。
また、噂で買うと言っても、インサイダー取引や風説の流布は処罰対象となるので迂闊に企業の噂をネットに書き込むのはご法度です。
ところでこんな記事を書くってことは、ときちゃん今回の選挙関連銘柄でけっこう稼げたのでは?
選挙関連に手を出した結果……(12月17日現在)
負けてるじゃん!!
(おわり)