Illustratorのライブペイントツールでお絵描きする(塗り最速の機能)
やほー!
以前のブログ記事で、
っていう、Illustratorは線画イラストの「塗り」に時間がめっちゃかかって大変やーと話しとった。
オブジェクトを複製して線と塗り入れ替えてナイフツールで切ったり、塗りブラシツールでちまちまと描いていったり、うちとしても苦労しとったんやけど…………。
ライブペイントツール!!
ライブペイントツール!!!
Illustratorにはこんな便利な機能があったんやね。
今の今までまったく知らんかった……今までの苦労はいったい…………。
ライブペイントツールを使う
まずは線画を用意するで。
マウスでさくさくっと描いてみる。二分で完成。
線は繋がってなくても、あるいは隙間が空いていてもぜんぜんOK!
(線画:鉛筆ツール仕様)
で、線オブジェクトをすべて選択してから、Illustratorメニュー<オブジェクト<ライブペイント<作成をクリック。
ショートカットキーはAlt+Ctrl+X
また、同じライブペイントメニューの『隙間オプション』を次のように設定する。
ココらへんの値は、描いた線画の隙間の大きさを見て、適当に設定しておく。
『ライブペイント』はツールパネルにもあって、普段は『シェイプ形成ツール』の後ろに隠れている。
ちなみに三番目の『ライブペイント選択ツール』はライブペイントで作成した線や塗りのオブジェクトを選択して(塗りからはみ出た線部分などを)削除するときに使うんやけど、色塗り時には特に使わへん。なお、オブジェクト選択してライブペイントを作成してからでないとこのツールは使えないので注意。
一般的なペイントソフトの塗りつぶしツールのような感覚で、線で囲まれた部分をクリックするだけで簡単に色が塗れる。
カラー指定の際はスウォッチパネルを使うと便利。線と線の隙間が空いていてもこのとおり、問題なく塗りつぶせる。今までなら15分くらいかかっていた塗りの作業がなんと1分で終了!
ここまで合計3分! カップラーメン待ってるあいだにさくっと描ける。
また、メニュー<オブジェクト<ライブペイント<拡張を行うと、塗りつぶした部分を塗りオブジェクトとして、分離することができる。
グループ化されているので、拡張後にグループ解除が必要。
塗りオブジェクトをさらにグループ解除すれば、各パーツごとの塗りオブジェクトを選択・編集することもできる。
残った二分で、作成したイラストに微修正と文字を加えるとこのとおり!!
なんと、たったの5分、マウスひとつでブログ素材等に使える簡易的なイラストが描ける。
このライブペイントツールの存在のおかげで、デフォルメイラストであればIllustratorでも十二分にお絵かきソフトとしての実力を発揮できることが分かったでー!
って、上の画像素材いったいどういう場面で使うつもりなんですか――!!
(おわり)