Adobe Illustrator練習、あえて塗りからキャラを描いてみる実験
やほー!
今日はお絵描き練習回。
うちはイラスト初心者やから、画力UPに役立つようなノウハウは紹介できへんけども(むしろ教えてほしい…)ぼちぼち頑張っていくでー!
悩み 塗りに時間が掛かり過ぎる…!
パソコンでお絵描きする場合、ほとんどが「色塗り」に時間を持ってかれてまう。これが悩みで、便利なデジタルツールを駆使して描いてるはずが、なぜかアナログで描くよりも時間がかかってしまうんや……。
きっと何かしらうまい方法があるんやろけども、今回はAdobe Illustratorでお絵描きする場合を考えてみる。
仮説として、「線→塗り」よりも「塗り→線」の手順で描いていった方が楽なんかなーと思うて、実際にやってみたで。
(2015/01/09追記)
ライブペイントツール!! ライブペイントツール!!
Illustratorにそんな便利な機能があることを執筆当時は知らんかったんや……。
1.下絵
まずは簡単な下絵を用意しておき、Illustratorに下書きレイヤーとして保存しておく。
Illustratorの小ネタとしては、
- 「F7キー」でいつでもレイヤーパネルを出したり消したりできる
- レイヤーパネルのサムネイルダブルクリックで「レイヤーオプション」呼出
- 「テンプレート」にチェックを入れるとレイヤーが「ロック&半透明」の表示濃度になり、下絵に調度良い設定になる
2.塗りのオブジェクトを作成
下絵を参考に、ペンツールや鉛筆ツールを用いて「塗りのみオブジェクト」を作成する。
2.5.簡易的な影の塗りと、簡易的な線
塗りオブジェクトを前面に複製し、色を暗くして影オブジェクトを作成する。
影を付けない部分は、ナイフツールで切り取って削除する。
同様に、塗りオブジェクトを前面に複製し「塗りなし、線あり」に変換して簡易的な線オブジェクトを作成する。邪魔な線ははさみツールを使って切り取って消去する。
(小ネタ)
- 「Altキー」を押しながらツールパネルの「消しゴム」のボタンをクリックすると、「はさみ」→「ナイフ」の順に切り替わる
- 同様に「Altキー」を押しながらツールパネルの「鉛筆」アイコンを選択すると「スムーズ」→「パス消しゴム」→「連結」の順にツールが切り替わる
3.線のオブジェクトを作成
鉛筆ツールやペンツールを使って、線を足していく。
細かい部分の塗りは、塗りブラシツールで行う。
- 鉛筆ツールメインで描く場合は、「鉛筆ツールオプション」でAltキーでスムーズツールを使用にチェックを入れておくと、ガタガタになったパスをすぐに修正しながら書き進められるので便利
- 「鉛筆ツールオプション」はツールパネルのアイコンダブルクリックで呼出
4.線幅等の修正
線は「線幅ツール」で線幅プロファイルを編集してやったり、あるいは線に「アートブラシ」を適用したりなどすると、アナログっぽい感じが出せる。(目下研究中)
※背景の謎の白い線は「ブラシ→アートインク→カリグラフィ1」の線。
※背景画は、グラデーションをかけたオブジェクトに「メニューバー効果→Photoshop効果→スケッチ→クレヨンのコンテ画」を適用して作成。
5.瞳の位置等の修正(完成)
表情が微妙な感じだったので、選択ツールで「瞳の部分のオブジェクト」を移動させる。こういった瞳の位置等、オブジェクトの位置を後から移動修正できるのが、Illustratorでお絵描きする数少ないメリット!
※背景負けしてるような感じがしたので、背景画像を修正。
塗りもあとから自由自在に変更できる、そうIllustratorならね!
※Photoshopでもやろうと思えばできる。(色相補正、カラーオーバーレイ)
※他のペイントソフトでもたぶんできる。
と、まあこんな感じやね。
PhotoshopやらSAIやらCLIP STUDIO PAINTやら、お絵描きに適したソフトがあるなかで、あえてIllustratorを使う派は少ないかもしれんけど、Illustratorだけでも意外と描けるもんなんやね。
※何故Illustratorを使うのか
- 筆圧ペンタブがないけれど、デジタルでアナログな線が引きたい
- オブジェクトの再生利用ができる
- オブジェクトの修正・移動が容易
- Photoshopがどうにも苦手
- Illustratorは慣れればお絵描きソフトとして大化けしそうな予感がある
で、けっきょく「塗りオブジェクト」から作成することで、時間の短縮はできたんですか?
描く時間は変わらんかったょ……。
※なんだかんだで二時間くらい
(おわり)